福井県
2021年12月22日
「令和3年度 県民スポーツ祭」を兼ねた福井県のウインターカップ予選は9月18日からスタート。高校3年生にとって最後のトーナメントであり、各試合とも熱戦が繰り広げられた。
男子では第1シードの北陸が2回戦から登場。初戦の奥越明成に196-64で快勝するとその後も順調に勝ち上がり、準決勝では武生を141-55で破り、決勝戦にコマを進めた。
北陸への挑戦権を獲得したのは福井商業。同校も2回戦から登場し、初戦の若生を160-29で破る好調なスタートを切る。しかし、準決勝の足羽戦では第3クォーター終了時にリードを奪われる展開となったが、第4クォーターを21-13とした福井商業が決勝進出を決めた。
迎えた決勝戦、北陸が先にリードを奪うものの、福井商業が第2クォーターで20-16と挽回し、36-38と2点ビハインドで前半を折り返した。しかし、第3クォーター、北陸が本来の力を発揮する。この10分間を30-7とすると、最終クォータも30-21と粘る福井商業を振り切り、99-64で勝利。43年連続44回目のウインターカップ出場を決めた。
女子では第1シードの足羽が2回戦から登場。初戦で高志を161-14と圧倒すると、その後も準決勝まで100点ゲームで制し、決勝進出を決めた。足羽への挑戦権を得たのは福井商業。こちらも安定した戦いぶりを見せ、準決勝の仁愛女子戦では常にリードを奪い、決勝戦にコマを進めた。
決勝では隙を見せない足羽がティップオフから福井商業にリードを奪う。持ち前の激しいディフェンスで主導権を渡さず、足羽が89-55と勝利。10年連続27回目のウインターカップ出場を決めた。