ウインターカップ2021 第74回 全国高等学校バスケットボール選手権大会


チケットの購入

AREA COLUMN 各都道府県紹介コラム

宮崎県

2021年12月21日

男子宮崎県予選決勝は小林と延岡学園の対戦となり、小林が76-70で勝利し、4年ぶり13回目のウインターカップ出場を決めた。試合は第3クォーターを終えて小林が54-59と劣勢。そこから見事な逆転勝ちで冬の大舞台の切符をつかんだ。小林は3年ぶり13回目の出場を果たしたインターハイに続く今年2つ目の全国大会となる。インターハイ予選の終盤は4チームによる決勝リーグで戦われたが、小林は3戦全勝で優勝。そして、2位となったのは2勝1敗の延岡学園で、両校の直接対決は、小林が101-86で勝利している。

小林のエース、石川響太郎はどこからでもシュートを決めることができるオフェンスのスペシャリスト。妥協することなく、ひたむきに努力を続けた末に身に付けた技術でチームを力強く引っ張る。また、その石川の弟である2年生の石川慎之助も、ピンチでチームを救うシュートの持ち主。慎之助はパスも得意としており、石川兄弟の連係も見どころの一つとなる。身長199センチでリバウンドの要となる金澤知希はドライブや3ポイントシュートも打てる、相手にとっては厄介な存在。また、ベンチメンバーの田中颯真は、コートに入るとチームのスピードが格段に上がり、苦しい場面で流れを変える大事な役割を担う。

女子県予選決勝は、男子と同じく小林と延岡学園の対戦となり、小林が61-47で勝利を収め、13年連続38回目のウインターカップ出場を決めた。小林の男女そろってのウインターカップ出場は4年ぶりとなる。

小林の主要メンバーの中で最も高身長なのは168センチの八十川ゆずゆ。サイズがない分、アジリティー(敏捷性)の高い平面バスケットで勝負する。チームのエースとなるのは、その八十川で、ポイントガードでありながらチームの得点源でもある。攻撃への切り替えの速さが持ち味だが、ドリブルやパスも器用にこなし、八十川のアシストが起点となって各選手が躍動する。さらに、強気のプレーで大きな選手からリバウンドをもぎ取る永田姫舞(156センチ)、豊富な得点パターンと的確な状況判断で得点を量産する上之原里香(163センチ)らを中心に、小林らしい躍動感にあふれたバスケットを表現する。

小林の全国大会における過去最高の成績は、2年前のウインターカップのベスト8。昨年のウインターカップ、今年のインターハイはともにベスト16にとどまっているが、チームとしての組織力の向上に努め、何よりも明るい雰囲気が際立つ今年のチームは、全国大会自己最高を目指して冬の大舞台に臨む。

NOW LOADING

TOP