ウインターカップ2021 第74回 全国高等学校バスケットボール選手権大会


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AREA COLUMN 各都道府県紹介コラム

広島県

2021年11月19日

新型コロナウイルスの感染者数が減りつつあるとはいえ、広島県も県の方針により、各学校への感染症対策ガイドラインが定められ、高校では8月末から約1ヶ月、部活動が実施できない時期もあった。その間、自主練習やリモートトレーニングを実施するなど、各校が工夫を凝らして、ウインターカップ出場を目指した。
とはいえ、県内大会のほとんどが無観客開催。上位回戦になると保護者などチーム関係者に限定し、かつ人数制限をしたうえで有観客としたが、高校生活最後の3年生とその保護者にとっては、昨年に続き、無念の終わり方になったかもしれない。

写真提供:広島県バスケットボール協会

そうした県内で敗れた仲間たちの思いを抱えてウインターカップに臨むのが、男女の広島皆実と、男子はもう一校、呉港である。2020年大会からレギュレーションが変更され、地方ブロック大会を制した都道府県に、ウインターカップへの出場枠が付与される。6月におこなわれた中国ブロック大会の男子の部を制したのは広島皆実。そのため広島県の男子は出場枠が2枠なのである。
男子は、ウインターカップへの出場が8年連続17回目となる広島皆実がややリードしているが、彼らだけではない。今大会がウインターカップ初出場となる呉港もさることながら、準決勝でその呉港に食らいついた瀬戸内も県内屈指の実力校。同じく準決勝で広島皆実に敗れた広も多彩なディフェンスとスピード感のあるオフェンスで3位に食い込んだ。
そんなライバルたちを破った広島皆実と呉港はインターハイ予選の決勝戦でも対戦している。そのときは呉港が勝利し、インターハイの出場権を獲得。その再戦となったウインターカップ広島県予選の決勝戦は、お互いが一歩も引かない試合となったが、最後は堅守速攻を貫いた広島皆実が夏の借りを返す形となった。

女子はウインターカップに3年連続23回目の出場となる広島皆実が抜け出す形になっている。それでも決勝戦で敗れた広島観音は、インターハイ予選でも決勝戦まで勝ち上がるほど、安定した力を持っている。また3位となった神辺旭と広島商業も、インターハイ予選に続いて、ベスト4に進出。そんなライバルたちを攻守において圧倒し、ウインターカップ2021に臨むのが広島皆実というわけだ。

写真提供:広島県バスケットボール協会

 ウインターカップの前回大会を振り返ると、広島県勢は男女ともに下位回戦で敗れている。さらに過去を遡ると、男子は1973年大会(第3回大会。まだ「ウインターカップ」と呼ばれる前、通称「春の選抜」と呼ばれていた3月開催の大会)で広島商業が優勝して以降、ウインターカップではベスト4に入っていない。女子もまた広島県勢がベスト4に入った例はない。上位に勝ち進もうと思えば、目の前の対戦相手を一つひとつクリアしていくしかない。しかしコロナ禍でも得た力を存分に示すことができれば、地元をバスケットボールで元気にすることができるはずだ。

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