ウインターカップ2021 第74回 全国高等学校バスケットボール選手権大会


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青森県

2021年12月21日

青森県のウインターカップ予選は、10月23、24日に開催され、女子は柴田学園が、男子は八戸学院大学光星(八戸光星)がウインターカップ本大会への出場権を得た。


女子は柴田学園が一年を通じて、県内をリードしてきた。新人大会、春季大会、インターハイ予選とすべて優勝。そして八戸学院大学光星(八戸光星)が常に2位となった。ウインターカップ予選でも同様に柴田学園と八戸光星の決勝。八戸光星は最後に何とか一矢報いたいゲームとなった。序盤は拮抗した展開となり、小笠原幸香らが得点を重ねた八戸光星が16-15と1クォーターを僅かにリード。一方の柴田学園は相馬嘉乃が中心となってオフェンスを組み立てていく。
2クォーターに入ると柴田学園がディフェンスからリズムを作る。相手のミスを誘うとそこからのファストブレイクや中三川叶羽の3ポイントシュートなどで点差を開いていく。このクォーターを31-15と支配した柴田学園は、その後も主導権を譲らず、95-76で勝利をつかんだ。柴田学園は2年連続16回目のウインターカップ進出を果たした。八戸光星もインターハイ予選では97-46とダブルスコアで敗れており、ウインターカップ予選では、最後まであきらめずに粘り、力を尽くしての戦いぶりが印象的だった。

ベスト4には青森山田を破った青森商業、八戸北に勝利した聖愛が入った。柴田学園はインターハイでベスト8に入っており、それを超える結果を目指している。

続いて開催された男子決勝も柴田学園対八戸光星の対戦となった。男子のこの一年を振り返ると新人大会では柴田学園、春季大会では八戸光星、そしてインターハイ予選では柴田学園が優勝し、全国へ初出場を果たした。そして迎えたウインターカップ予選も両チームの顔合わせとなった。序盤、八戸光星がシューターの竹内凜、キャプテンの今南央斗の3ポイントシュートが決まるなど、15-8とペースをつかむ。しかし、ここから柴田学園が反撃。上原涼、濱田伊吹が3ポイントシュートなどを決め追い付くと、一気に抜き去り20-15とアドバンテージを奪い返した。第2クォーターに入っても、流れは柴田学園。一時は35-19と16点差を奪うが、八戸光星は古澤然が3ポイントシュートで踏みとどまると、そこから盛り返しては40-44と4点ビハインドまで詰めて後半に臨んだ。
後半に入り47-49とワンゴール差まで迫った八戸光星だったが、そこから再び柴田学園にペースを奪われ55-64と9点のビハインドで最終クォーターを迎えた。
お互いに取ったり取られたりの展開ながら、徐々に点差が詰まっていく。残り2分を切ったところで、八戸光星・今南央斗の3ポイントシュートで78-77とついに逆転。いい時間帯で相手を捕らえた八戸光星はそのまま勢いに乗って、86-77で優勝。2年ぶり4回目となるウインターカップ出場を決めた。

ベスト4には昨年の優勝校・八戸工業大学第一と、弘前が入った。八戸工業大学第一は、準決勝で柴田学園に68-70とワンゴール差での悔しい敗戦。弘前は準々決勝で名門・弘前実業を破って準決勝に進出した。

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