ウインターカップ2021 第74回 全国高等学校バスケットボール選手権大会


チケットの購入

AREA COLUMN 各都道府県紹介コラム

長野県

2021年12月8日

今年、男子のウインターカップ予選準決勝まで駒を進めてきたのは、東海大付諏訪、松本第一、佐久長聖、市立長野の4校。今回は準々決勝で佐久長聖が昨年準優勝の松商学園に1点差(95–94)で競り勝っているが、長野男子ではその松商学園を含めた5校が上位進出常連校となっている。

その中でも絶対王者として君臨しているのが、東海大学付属諏訪だ。昨年までウインターカップは7年連続の出場。また、14大会連続30回目の出場となった今年のインターハイではベスト8をマーク。特にインターハイ3回戦で、第1シードの洛南を3点差で下した試合は見事だった。
東海大付諏訪の司令塔としてチームの良さを引き出すのが2年生の髙山鈴琉だ。ポイントガードとしてのパスさばきが見事なだけでなく、隙があれば果敢にリングアタックする積極さを持つ。また外角からはディープスリー、中ではリバウンドシュートやドライブなど力強いインサイドプレーを見せる中川知定真も2年生。さらに身長192センチでリバウンドが頼りになるだけでなく外角からの3ポイントシュートもある櫻田陸人も2年生。
しかし3年生も負けていない。内外バランスよく攻められる仁藤優貴と大内歩夢には任せられる安心感がある。また宮本龍世が確率良く放つ3ポイントシュートは相手にとって脅威だ。今回のウインターカップ予選でもその層の厚さを武器に、準決勝では松本第一に119-60と快勝している。

その東海大諏訪と決勝で対戦したのは、準決勝で市立長野を83-75で破った佐久長聖。佐久長聖の決勝進出は2年ぶりだ。
その両校による決勝戦で、常に主導権を握っていたのは東海大諏訪。佐久長聖は小池陸叶のドライブやジャンプシュート、三井蒼仁の3ポイントシュートやリバウンドシュートなどで1クォーター中盤には一時逆転、2クォーターでも点差を縮める場面もあったが、東海大諏訪はそう簡単に流れを渡さない。迫られた直後にハードなディフェンスから速攻につなげる連続攻撃を見せ、再び点差を付けていく。
そうして前半を55-41で折り返した東海大諏訪は、後半になっても手を緩めることなくどんどん加点。結局、122-68で8年連続となるウインターカップ出場を決めた。そのウインターカップ1回戦では美来工科と対戦する。インターハイで記録したベスト8を上回る戦績を残せるかに注目だ。

女子も、長年、長野をリードしてきたのは東海大付諏訪。ウインターカップには過去13年連続で出場、今夏のインターハイ予選も準決勝、決勝ともに差を付けて勝利するなど今年もその強さは健在だった。しかし、9月24日にスタートした南信地区予選会(県予選前の大会)1回戦で不戦敗。3年生にとっては最後の冬を戦わずして終えるという残念な結果となってしまった。
本命不在の中、県大会のベスト4まで駒を進めてきたのは長野南、松本国際、市立長野、佐久長聖の4校。準決勝では松本国際が長野南を63-55で、佐久長聖が市長野を105-86で下し、決勝は佐久長聖対松本国際というカードとなった。佐久長聖にとっては2019年以来、松本国際にとっては初の決勝進出で、特に松本国際はもともと県大会ベスト4入りを目標にしていたこともあり、決勝進出は予想以上のうれしい誤算でもあった。

その両校の試合は、初の決勝戦ということで緊張感が見えターンオーバーが多くなってしまった松本国際に対し、佐久長聖は朝本藍のポストプレーや茂木七海の3ポイントシュートなどで確実に加点。主導権を握って1クォーターを19-10とすると、2クォーターでも茂木のドライブからのレイアップ、原田悠杏の速攻やリング下で得点し、前半を終え37-16とリードする。
それでも後半になると、落ち着きを取り戻してきた松本国際が徐々に持ち味を発揮。得点源となったのはセンターの宮田珠妃で、ペイントエリア付近で高さを生かしたパワードリブルからのシュートやリバウンドシュートをねじ込んだかと思えば、ミドルレンジのターンアラウンドシュートも決めるなど活躍。また、それに触発された藤森聖奈も思い切ったプレーを見せる。

しかし佐久長聖も、大黒柱の朝本がインサイドに切り込んでのレイアップ、外からの3ポイントシュートと、エースとして頼りになるプレーを披露。また4クォーターでは松本国際の動きが止まり気味になってきたが、その隙を突くようにスピードのある西澤碧美が躍動。リングにアタックしてレイアップを決めただけでなく、スティールからの速攻なども見せ、さらに点差を広げていく。結局、佐久長聖が76-45で勝利し14年ぶり14回目となるウインターカップ出場権を手に入れた。その佐久長聖はウインターカップ1回戦で明秀学園日立(茨城)と対戦。粘り強いディフェンスからの速攻を武器とし、組織的なオフェンスとシュート力で初戦突破を目指す。

NOW LOADING

TOP