【総評】
決勝戦は、ともに準決勝を接戦の末に勝ち抜き、28年ぶりの優勝を目指す福岡大学附属大濠（福岡②）と初優勝を狙う帝京長岡（新潟①）との戦いとなった。
試合は接戦となり、最後までもつれる展開となったが、#14湧川のリバウンドシュートが決勝点となった福岡大学附属大濠が優勝を決めた。
　

【第1クォーター】
#8川島の連続得点で福岡大学附属大濠が先行。しかし、帝京長岡も#5古川が決め返し、福岡大学附属大濠についていく。互いに相手のディフェンスに手を焼き、第1クォーターは14－9とロースコアの中、福岡大学附属大濠がリードして終えた。

【第2クォーター】
#13岩下の3ポイントシュートで福岡大学附属大濠が好スタートを切る。その後も#14湧川、そして再び#13岩下の3ポイントシュートで点差を9に広げた。だが、粘り強いディフェンスやリバウンドからボールを奪った帝京長岡が速い攻撃を仕掛ける。#8箕輪の3ポイントシュートなどで連続得点に成功すると、帝京長岡が25－28と3点差に詰めて前半を終えた。

【第3クォーター】
互いに堅いディフェンスで相手の攻撃を抑える中、帝京長岡は#8箕輪の速攻、#5古川の3ポイントシュート、福岡大学附属大濠は#8川島のドライブなどで加点。しかし、どちらも突破口を開くことができないまま、43－41と福岡大学附属大濠が僅か2点リードで第3クォーターを終えた。

【第4クォーター】
序盤はどちらも決定打がないまま試合が進んでいく。だが、帝京長岡は#14コネのインサイドプレー、福岡大学附属大濠は#6森岡らがコツコツと加点。終盤には#7島倉の得点で帝京長岡がリードを広げたが、福岡大学附属大濠は#13岩下、#7泉ら3年生がシュートをねじ込んで逆転に成功。帝京長岡に残り29秒で1点差に詰められたものの、最後は#14湧川のリバウンドシュートで福岡大学附属大濠が勝負を決めた。