【総評】
ともに夏のインターハイではベスト4となった仙台大学附属明成（宮城①）と福岡大学附属大濠（福岡②）が決勝進出を懸けて対戦した。序盤から接戦となったこの試合。後半に入ると気迫あるプレーでシュートをねじ込んだ福岡大学附属大濠が抜け出し。最後は追いすがる仙台大学附属明成を振り切って決勝進出を決めた。

【第1クォーター】
序盤に＃9山崎のシュートが立て続けに決まった仙台大学附属明成が先行する。福岡大学附属大濠は、#15副島、終盤には#13岩下がシュートを決めたが、#10菅野、#8山﨑で得点を連取し、30得点を挙げた仙台大学附属明成が12点リードして終えた。

【第2クォーター】
追い掛ける福岡大学附属大濠は、前から当たる激しいディフェンスで仙台大学附属明成のミスを誘発。そこから得点に繋げて点差を詰める。しかし以降は互いにシュートを決め切れない時間が続く。だが、終盤に#13岩下らで追い上げた福岡大学附属大濠が残り3秒に43－43と同点に追いついて前半を終了した。

【第3クォーター】
第3クォーターでも点の取り合いは変わらず。激しい攻防の中で互いにシュートを沈めていく。仙台大学附属明成は#10菅野、#8山﨑、福岡大学附属大濠は#13岩下、#14湧川らエースたちが奮闘。両チームともに高さを生かしたブロックなどもあった中、#13岩下の3ポイントシュートが適時に決まった福岡大学附属大濠が逆転に成功した（65-59）。

【第4クォーター】
勢いに乗る福岡大学附属大濠が#13岩下の気迫あるプレーで主導権を握る。2年生の#湧川も続き、リードを広げていった。しかし、仙台大学附属明成も#8山﨑や#6内藤のバスケットカウントなどで追い上げ。だが、福岡大学附属大濠は攻め気のプレーからフリースローを得て確実に加点。追う仙台大学附属明成を振り切った。