【総評】
2年ぶりの優勝を目指す福岡第一（福岡）と初の準決勝進出を狙う福島東稜（福島）との準々決勝。互いに持ち味を発揮した前半は福岡第一が僅かに4点リードで終えたが、後半に入ると激しいディフェンスから走るバスケットで加速した福岡第一が徐々にリードを広げて勝負あり。大量得点を奪った福岡第一が準決勝へとコマを進めた。

【第1クォーター】
#65吉田のフリースローを皮切りに、#7髙橋の3ポイントシュート、#14モーヌ チソン フランクリンのポストプレーで畳み掛けた福島東稜が先行する。対する福岡第一は、#88佐藤がジャンプシュートで返すものの、第1クォーターは、22-16と福島東稜リードで終えた。

【第2クォーター】
序盤から#8轟、#88佐藤のシュートで連取した福岡第一が中盤には10点差を付ける。しかし、福島東稜は、積極的な攻めから相手のファウルを誘うと、そこで得たフリースローを確実に決めて加点。終盤には#14モーヌがリング下でバスケットカウントのシュートを決めるなど、点差を4に詰めて前半を終了した。

【第3クォーター】
後半に入っても勢いの止まらない福岡第一は速攻からの攻撃で福島東稜を圧倒。だが、福島東稜も中盤以降は立て直し、インサイドにアウトサイドにとバランス良く攻めて点差を縮める。それでも、#8轟らが攻め続けた福岡第一がリードを保ち最終クォーターを迎えることとなった。

【第4クォーター】
攻撃の手を緩めない福岡第一は、#8轟のシュートがさく裂。ハードなディフェンスでも福島東稜を苦しめ、反撃の機会を与えない。福島東稜は#65吉田、#35福島らが意地を見せたが、最後は109-81で福岡第一が勝ちを収めた。