石川県
2021年12月13日
石川県では県の方針で県立高校は9月の1ヶ月、部活動ができ状況だった。また、5月から現在まで県外の遠征も禁止されており、練習試合もほとんどできていない。また、各大会において、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、大会出場辞退を余儀なくされるがいくつかあった。
今年度の県内の大会は、すべて無観客での実施。しかしウインターカップ予選では北陸朝日放送の協力もあり、準々決勝以降は全試合を配信を行った。
男子のウインターカップ予選を制した金沢は、インターハイ予選決勝の際は、チームの良さを発揮できず北陸学院に敗れた。そのインターハイに出場した北陸学院は、準々決勝で中部大学第一(愛知)に敗れたものの、全国ベスト8の結果を残るだけの実力を持ったチーム。
金沢は何としてもリベンジを果たしたいとチーム一丸となって戦い、決勝では78−68で見事に北陸学院に勝利。最後まで粘り強くディフェンスとリバウンドを頑張り、白熱したゲームをものにした。
金沢は2年連続14回目のウインターカップを果たした伝統校。激しいディフェンスから走るバスケットは健在だ。主力の3年生、前田大河と白石直史の得点力に加え、1年生の長身、大舘秀太の活躍も期待される。
女子優勝の津幡は、インターハイ予選決勝で鵬学園を相手に、序盤からリードを許してそのまま追いつくことができず敗退。
ウインターカップ予選前には9月の1ヶ月、新型コロナウイルス感染拡大への対策により、県立学校は部活停止で練習できなかった状況だった。しかし、練習再開から徹底した鵬学園対策を行い、決勝では78-67で勝利。鵬学園にリベンジを果たした。
津幡は、5年連続19回目の出場を果たした、こちらも伝統校だ。2018年の第71回大会では全国ベスト4に入る活躍を見せた。ここ数年は、ライバルの鵬学園との切磋琢磨により実力を上げてきており、今大会でも上位進出を目指してほしい。
石川県では毎年2月に県のバスケットボールフェスティバルを開催している。ミニ・中学・高校・大学・社会人と全てのカテゴリーの代表選手、スタッフ、審判など、バスケットボールに関わる人たちが一堂に会し、試合やクリニックなどを行ってきた。しかし、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、リモートでのスキルチャレンジ大会や、人数を制限しての3×3大会など、縮小を余儀なくされるも、なんとか開催することができた。