【総評】
インターハイ・ベスト4の京都精華学園 (京都①) と、4年ぶりのメインコートを目指す安城学園 (愛知②)との準々決勝。前半は高さを生かしたゴール近辺のシュートで得点を重ねる京都精華学園に対し、安城学園は3ポイントシュートで対抗する。しかし京都精華学園はディフェンスでも高さを生かし始め、安城学園の得点が伸びていかない。後半に入っても高さを起点に、バランスよく得点を重ねた京都精華学園が112－81勝利し、2年ぶりの準決勝進出を決めた。

【第1クォーター】
高さで優位に立つ京都精華学園が#18イゾジェ、代わって出た#15ディマロらにボールを集めて得点を重ねる。安城学園も#7関の3ポイントシュートやドライブなど、バランスのよい攻撃で対抗する。その後も粘り強いディフェンスと、3ポイントシュートで得点を重ねた安城学園が21-23でリードして、第1クウォーターを終える。

【第2クォーター】
安城学園は#14新矢の3ポイントシュートで一歩抜け出すが、そこから京都精華学園のディフェンスを破れず、得点が伸びていかない。その間に京都精華学園は#18イゾジェ、#16八木が高さを生かして得点し、逆転に成功する。安城学園も#4近藤の1対1などで対抗するが、終盤に4連続得点などでリードを広げた京都精華学園が46-37でリードして、前半を折り返す。

【第3クォーター】
反撃に出たい安城学園だが、頼みの3ポイントシュートがなかなか決まらない。それでもシュートを打ち続け、中盤に入り、その3ポイントシュートが決まり始める。しかし#18イゾジェ、#16八木の高さを軸に、速攻と3ポイントシュートも効果的に決めた京都精華学園が84-59でリードしたまま、最終クォーターへと向かう。

【第4クォーター】
第4クォーターに入っても安城学園の3ポイントシュートがなかなか決まらず、逆に京都精華学園は高さを軸にしたオフェンスを展開し続ける。それでも安城学園はあきらめることなく、粘り強く自分たちのバスケットを遂行し、終盤、3本の3ポイントシュートと速攻、ポストプレーなどで得点を重ねる。しかし、それまでに積み重ねた大きなリードを最後まで守り抜いた京都精華学園が112-81で勝利した。